苦節40年・・💦
これ、ご存知の方いらっしゃるでしょうか。

むかーしナガノというメーカーから発売されてた「チビッカー」というプラモデルシリーズで、このコはフォルクスワーゲンのラリー仕様車、通称「バハバグ」ちゃんです。

接着剤も使わないようなすごく簡単なプラモデルなんですけど、できあがるとチョロQみたいなプルバックで走るミニカーになるんです。

じつはこれ、約40年間ずっと探してたものだったんです。

古いものなのでもうとっくに廃番になってるし、最近は正直ほとんどあきらめてたんですけど・・それが先日、ついに見つかったんです!

出会いは子供のころ。近所のおもちゃ屋さんで偶然見つけて買って帰ったのがはじまりでした。当時はチョロQが出てきたころで、ずいぶん人気だったし僕も欲しかったんですけど、高くて手が出なかったんですよねー。そしたら、おもちゃ売り場にいったら積まれたプラモデルの箱の中にこれを見つけて。

当時から僕が一番好きな車、バハバグのプラモデル!

中を見てみたらチョロQと同じサイズのプルバックミニカーだし、しかもこれ、当時の販売価格200円くらいだったんです。そのころはふつうのプラモデルがだいたい300円だったから、プラモデルの中でもかなり安い。これなら買える!と、大興奮で買って帰ったのを今でもよく覚えてます。

とはいえ、まあ、安物だし、そんなちゃんとしたものでもないんだろうケド・・と、そこまで大きな期待はしてなかったんですけど、でも、できあがったらデザインは可愛いし、走らせてみたらなんかやけに速いし。チョロQ持ってる友達の間ではチョロQレースがちょっと流行ってたんですけど、まぜてもらったらチョロQたちをぶっちぎって勝ってくれたときはもうすごくうれしかったです。

あっという間に、いちばん大事なものになりました。

毎日走らせたり磨いたり、触るたびどんどん好きになる感じで。まさに宝物でした。タイヤ交換したりゼンマイメンテナンスしたり、壊さないようにすごい大事にしてたんです。

でも、お別れは突然やってきました。

その日も家で走らせてひとりで遊んでたんですけど、そこに急に母親が入ってきたんです。その瞬間、ボリッ!!って、すごい音がして。あ!って見たら、バハバグちゃん、母親に踏みつぶされてました。

泣きましたねー。

さすがに母親も最初は謝ってたんですけど、でも、あんまりしつこく僕が泣きわめくもんだから、最後は「そもそもこんなところで遊んでる方が悪い」って𠮟り飛ばされてしまいました。大事なものを壊された挙句、しかもこっちが悪いだなんて。ショックで、悔しくて・・この日のことはいまも鮮明に覚えてます。

後日、まだお店に売ってるんじゃないかと思って探しに行ったんですけど、もうなくて。

子供のころもひとり暮らしになってからもわりと引っ越しが多い生活をしてたんで、それからは新しい土地に行くたびに密かにおもちゃ屋さんを見つけてはのぞいてみたりしてたんですけど、残念ながら見つけることはできませんでした。

ここ数年はときどきネットで探したりしてたんですけど、実はおぼろげにパッケージとかは覚えてたんですけど、商品名とかがわからなくて、それが大きな障害になってたんです。でも、いろいろキーワードを試しながら探してたら、先月、偶然やっとメーカーと商品名がわかって。

それにしても、いまはすごい時代になったもんですよね。

こんな古いおもちゃでも、探せばデッドストックみたいなのが売られてたりする。

最初はオークションで見つけたんですけど、見つけたはいいけど価格なんと1万円近く💦 さすがにこれはちょっと・・と思いながらあちこち見てたら、中古品店で未使用のデッドストックが1点だけ安く売られてるのを発見。なんだかんだで実質約500円ちょっとで手に入れることができました。

たぶん実際に手にしたら「あーこれこれ、なつかしー♪」くらいかなと思ってたんですけど・・開封した瞬間、プラモデルの箱を握り締めて泣き崩れるおじさんがそこにいました(笑)

組み立ててみたら、さすがに古いものなのでゴム製タイヤは腐ってるし、ゼンマイもプラスチックの劣化でギアが割れてしまい使い物にならなくなってました。でも、最近はこういうプルバックカーって100円ショップにも売ってるんですよね。さっそく使えそうなやつを買ってきて、ゼンマイやタイヤを部品取り。バハバグ本体のほうもせっかくなので気になるところをカスタマイズして・・3日ほどかかりましたが、なんとか完成させることができました。

ちょっと見てやってくださいよー(笑)

自慢はこのフォルムです(2枚目の写真)。

もともと可愛くて完成度の高いデザインなんですけど、後部窓周辺のディテールとかリアフェンダーとか後ろまわりのデザインがちょっとバハバグっぽくないなーって気になってて。切ったり削ったりして仕上げたんですけど・・なんかめちゃくちゃ可愛カッコイイ感じに仕上がってると思いませんか?(笑)

タイヤも通常より大きいサイズのものに変えたんですけど、これがまさにバハバグって感じだなーとひとりで悦に入っております。

最近は手元に飾ってて、気分転換の時にちょっと走らせて遊んだりしてます。

多分このコも、本家チョロQより速く走ってくれそうな気がします✨
今日はおにぎりの日
はやいもので、もう7月も終わりですねー。

こんにちは、のろぺこだんなです。
今日は30日なので、そう、おにぎりを想う日です。

別に月命日でなくとも毎日毎日おにぎりのことを想ってるわけですけど(笑) まあ、やっぱり、こういう日はちょっと、一層こみあげてくるものがありますね。

いつまでもめそめそしてるのもなんだかなーとは思います、我ながら。前に進んでいかないとですね。きっとおにぎりも(もうおれ様は新しい世界でこんなにのびのびやってるんだぜー)なんて、いつもどおりの自信満々な顔で笑ってるんじゃないかな。

がんばるよー。
でも、まだちょっとゆるして💦

前に進む、ということでいえば、ぼくは個人的にはこれまでは遺影とか形見とかそういう物質的なものはなるべく持たないようにしてたんです。なんか、ものがあると、いつまでも自分の気持ちが同じところにとどまってしまいそうで、それこそ前に進めなくなるんじゃないかって気がしてたんですよね。

でも、先日テレビで夏恒例の心霊特集みたいな番組があってたのを見たとき、へえーって思う話があったんですよね。

なんか、霊のひとと話ができるっていう方が出てらっしゃったんですけど、その方によると、写真に話しかけたら、その霊のタマシイ?が写真に入って、話を聞いてるっていうんです。しかも、写真に入ったタマシイの重さだけ写真が重くなるっていうんです。で、実際に番組内で秤に写真のせて話しかけてたらほんとに写真の重さが変化したんです。

あと、写真のよこに火を灯したローソクをおいて、ハイかイイエでこたえられるような質問をしたら、ろうそくの火の揺らめきでこたえてくれるから、コミュニケーションがとれるっていうんです。

胸が震えましたね。

たしかに、写真に話しかけると、笑ってくれてるように見えたり、なんかそういうのってありますよね。

取り急ぎ、いちばん状態の良い写真というとおにぎりバージョンのショップカードが手もとにあったので、それをデスクの上において、仕事中はそれに話しかけることにしました(笑)

ローソクのほうは・・まだちょっと質問が考えられないというか。ハイかイイエでこたえられることか・・意外と難しいですよね。いろいろしゃべりたいことあるし。そもそも、おにぎりがはたしてハイとかイイエとかリアクションしてくれるのかって話もありますが。まあ、そのうち挑戦してみようと思っています。

でも、ショップカードに話しかけてると、正直やっぱり、ちゃんとした写真を用意したいなーという気持ちがだんだん強くなってきました。

調べたら、写真プリントのオプションで、小さいパネルにしたりもできるみたいですね。

ここ最近はおにぎりの写真を見ながら、「この1枚」というとどれかな・・なんて選んだりしています。でも・・いい写真ばかりだからなかなか選べないですねー(笑)
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