水晶ポイントと純銀のネックレスです。

作品名は「天沼矛(アメノヌボコ) type 瑠璃」です。

天沼矛は、古事記に登場する、イザナギとイザナミの二柱の神が国造りの為に用いた矛です。天沼矛で渾沌とした大地を掻き回し、滴り落ちた滴でできた島に降り立ち国産みをしたとされています。すべてのはじまりを司どる天沼矛に色んなバージョンがあったら面白いな、と妄想してつくりました。

魔除けや浄化の意味を持つ水晶ポイントを矛先に見立てました。

ネックレス部分は矛の飾り紐。古代の装身具をイメージして、瑠璃色のワックスコードにラピスラズリ、プラチナクォーツ、水晶を編み込みました。

作品名の「瑠璃」は、ラピスラズリの和名です。

ラピスラズリは幸運の象徴といわれ、「洞察力」「判断力を養う」「邪気祓い」といった意味を持ちます。プラチナクォーツは「仕事運を高める」「道を開く」といった意味を持つとされています。

銀のパーツは、純銀粘土と純銀線を組み合わせ、石にあわせて造形しています。同じようにつくっても決して同じにはならない、世界にひとつの作品です。

長さの調節が可能ですので、装いに合わせてお楽しみください。

銀は女性らしさや深い愛情をつかさどる、水の気を持つ月の金属です。銀の癒しの特質は感受性と直感を高め、人格に滑らかな静けさを与えるといわれています。耐硫化銀粘土を使用していますので、通常の銀製品より黒ずみにくくなっています。ご使用後は専用の布で拭いて、空気に触れないようにすると、美しさが長保ちします。または、ポイントを決めて磨く事で、アンティークな風合いを帯びてきます。変化することも含めて、銀の魅力と考えています。

金具類もすべてsv925を使用しています。

作品には、作品名を書いたキャプション、銀のお手入れの説明書と磨き用の小さな布とともに、パワーストーンの意味を記したリストもおつけしています。

長くまっすぐした水晶ポイントはまさに矛先。そこに純銀が霊気のように絡みつく様子は、なんだか神聖な感じさえしますね。ラピスラズリを編み込んだコードの古代的な雰囲気と瑠璃色に、水晶の透き通った煌きが美しく映えます。

凛とした存在感が目を惹きつける、とても素敵なネックレスです。

天然石(水晶・ラピスラズリ・プラチナクォーツ)、純銀粘土、純銀線、シルバー925金具、ワックスコード(ブルーベリー)

トップは長さ約6.5cm×幅約1.2cm / ネックレスの長さ約40～74cm程度まで調節可能