BOUDEN GARDENさんコメント
セレスタイトと純銀のネックレスです。
作品名は「蒼天」。セレスタイトの和名「天青石」、空のように美しい青という名前をそのまま作品名にしました。
セレスタイトは強い浄化力と、博愛、休息という意味を持ちます。この青の発色原因であるストロンチウムは加熱すると鮮やかな紅色の炎を発するため、花火などに利用されています。この石について調べた時、空の青という石が、最後の瞬間、花火として空に還る事もある・・・ということにグッときました。
硬度が低くジュエリーなどの加工が難しい石ですが、原石の美しさを標本にするように燻し加工の銀の額縁で囲み、ブロンズ色の鹿革紐にダイヤモンドクォーツの原石を後ろに垂らす、アンティークっぽいデザインにしてみました。
ダイヤモンドクォーツは、夢の実現を助ける、チャンスを呼び込む、才能の花を咲かせるといった意味を持ちます。
銀のパーツは、純銀粘土と純銀線を組み合わせて造形しています。同じようにつくっても決して同じにはならない、世界にひとつのアミュレットです。
衝撃に弱い石のため、落としたりぶつけたりなどにはお気を付けください。
金具類もすべてsv925を使用しています。
作品には、作品名を書いたキャプション、銀のお手入れの説明書と磨き用の小さな布とともに、パワーストーンの意味を記したリストもおつけしています。トップは燻し加工を施してありますので、燻してない部分を磨くと銀の表情が出てきます。
ギャラリーのろぺこコメント
紋章のようなシルバーの造形が印象的です。
たなびく雲のように細身のシルバーですが、アンティークを思わせる質感は重厚感も漂わせ、たしかな存在感で目を惹きつけます。そしてその中にきらめくのは、セレスタイトが内包する透き通った青い空の色。
淡く澄んだ微かな青色は清廉としていて、なんだか心が洗われていくようです。
コード部分は細い鹿革コード。ワックスコードを巻いた部分をスライドさせて無段階に長さを調節できます。短くつけても長めにつけても素敵なネックレスです。