こうこさんコメント
蹴鞠で遊ぶ立ち姿の麻呂うさぎです。
正絹古布の本体に、質の良い正絹ちりめん古布の着物を着せました。
※古布は丁寧に下処理して仕上げていますが、時に江戸時代のものなどもある時代を経た素材のため多少のダメージや色の変化など特有の特徴が見られる場合がありますので、どうぞご了承ください。そうした部分も、時代を経た素材ならではの魅力としてお楽しみいただければと思います。
※破損の原因になりますので、あまり手荒な扱いは避けてください。汚れが付いた場合などは、着物と同様、そっとハンカチ等で吸い取らせるなどして、こすったりしないようお気を付けください。
ギャラリーのろぺこコメント
質の良い古布をつかった、古布人形の麻呂うさぎさんです。
うさぎさんも着物も、すべて手縫いで仕上げられています。
お顔や大きな耳、手元などは、白い正絹ちりめん古布を使用されています。つぶらな赤い瞳は小さなビーズ。細い糸で刺しゅうされた口元は少し微笑んでいるみたいです。
首もとには絞り模様の赤いちりめん。着物はくすみ青色に花模様の正絹ちりめん古布を使用されています。
この作家さんは「古い着物の持つ魅力を後世に残していけたら」という想いを込めて、人形の着物も大きな着物を仕立てるときのように色や柄を丁寧にあわせてつくられているので、このうさぎさんの着物も、とても魅力的なものに仕上がっています。袖などポイントになる部分には芯地を貼って適度な張りを持たせてあるので、立ち姿が美しく、着物の柄もいっそう美しく引き立っています。
着物の素材は古い時代のものなので、質感や色の風合いにはそれなりに褪せ感やダメージが感じられます。ですが、古布ならではの落ち着きと深みのある上質な存在感には目を惹きつけられます。
本体はペレットをたくさん入れてありますので、下の方にしっかり重さがあり、置いた時も安定しています。もし安定しない場合は、少し押し付けるようにして立たせるとかたちがフィットして安定します。